基礎知識編 用語解説など 


専門用語の解説や知っておくと便利な情報のページです。

サイズ表(A列)

A0
1189×841mm
A1
841×594mm
A2
594×420mm
A3
420×297mm
A4
297×210mm
A5
210×182mm

サイズ表(B列)

B0
1456×1030mm
B1
1030×728mm
B2
728×515mm
B3
515×364mm
B4
364×257mm
B5
257×182mm

人間の目から見た解像度のお話

一般的には「人間の目」は133dpi以上お超えると美しいと認識され、240dpi以上あると殆どの違いを判断出来ないといわれている。それではそれ以上の解像度は要らないはずですけど、実際には解像度による差があるから高解像のスキャニングとかがあるわけです。でもその差は実は「わずか」なのでしょうが、そのわずかと思われる違いを認識してしまう人間の目はすごいと思いませんか?

商業印刷用語

「175線」の「線」って?

印刷ではよく「175線」という「線数」という言葉がよく言われます。これは簡単に言ってしまうと
「1インチあたりにどの位の線が入って印刷されるか」
乱暴ですが、極端に言うとそうなってしまいます。印刷物をよく見るとお分かり頂けると思いますが、小さな丸で色が重なって「網点」で印刷されています。線数はこの「網点の解像度」を表すものですが、これが細かければというか線数が多ければ品質が高い(良い)とは言えるのですが、物理的に限度もあります。
と、申しますのも線数が多いと印刷する紙のインクの吸収によって線数が多いとインクのにじみから網点同士がくっついてしまい、印刷画像がなんだかわからなくなってしまう事が起きてしまう為です。
モノクロは150線が多いですが、最近カラーの場合175線だけでなく場合により200線で、などという事もあります。この印刷用語の「線」は「lpi」という単位で表示されることもあります。

画像解像度高くすれば勿論綺麗な画像(見た目の色再現ではありません。あくまでデータ上のお話です)ですが、先にも書きましたが必要以上上げても表現に差が出なくなります。そのバランスが「出力線数の2倍」になります。

「dpi」と「lpi」の関係

「1lpi=2dpi」つまり必要な商業印刷の解像度(lpi)は一般的なスキャナーで取り込んだ場合の画像解像度(dpi)の半分で妥当だという事になります。スキャナーで350dpiで入力すれば印刷に必要な175線のデータに相当すると言い換える事ができます(これまた乱暴ですけど)

スキャナーの予備知識


スキャナーの解像度

光学解像度と見かけの解像度があるので、この場合は光学解像度の数字が実際のスキャンの解像度であって最高解像度の数字はほとんどがスキャナーのドライバー補正による補間されたものなのでチェックしましょう。余談ですが、某社の大型A0フラットスキャナーで1440dpi入力出来る機材はほぼ補完されたデータですので、数字のマジックです。それでもというのであれば作業依頼されても良いでしょうが、品質的には数字ほどの差がなくまたデータも重たくなりますので、あとあとの加工で大変だと思います。
またプリンターの出力のところで後述しておりますが、必要以上の解像度があってもプリンターの処理能力を超えたものは機材の能力を超えてますので、特別画質向上はしませんし、データ処理が遅くなる分「出力作業」に時間が掛かりますので、メリットはないのではないでしょうか?

雑誌などの印刷物をスキャンする場合モアレ対策もかねて先述し175線を基準に考えると175dpiか倍数の350dpiでスキャンすると良いと思います。

スキャニングのコツ

基本的にはあまり明るくスキャンしてしまうと「白飛び」してしまうので、若干暗めで作業するとハイライト部分の飛び防止とまたモアレ対策としても効果的です。
またスキャン原稿が薄く裏映りがある場合、黒い紙などを当ててスキャンすると裏映りもある程度防止出来ます。

スキャニング方法の違い

スキャナーも色々な種類がありますが、
1、ドラムスキャナー
2、フラットベッドスキャナー
3、シートローディングスキャナー
4、フィルムスキャナー
の4種類に集約されると思います。

・ドラムスキャナーの利点/欠点
1、色分解の精度が高く印刷物のスキャンに向いている
2、高解像度のスキャンに対応
3、厚手の原稿がスキャンできない(ドラムに巻き付けできない)
4、あまり大きなサイズの原稿が扱えない
5、フィルムにも対応

・フラットベッドスキャナーの利点/欠点
1、厚手の原稿が扱える
2、原稿が動かないので、精度高いスキャンが出来る
3、設置場所を取る
4、大型機だと高解像度のスキャンが出来ない(後述)
5、原稿固定の為、原稿を痛める可能性を軽減
6、機材単価が高価である。

・シートローディングスキャナーの利点/欠点
1、設置場所をあまり取らす、大判スキャンが出来る
2、比較的高い解像度でスキャン出来る
3、厚手の原稿の読み取りが出来ない
4、上記2種に比べ原稿が動くため精度は若干落ちる
5、原稿が動くので、貴重品のスキャニングに若干不向き

・フィルムスキャナー
1、フィルム専用なので、高解像度(機材によりますが4000dpi)で作業出来る
2、機種によるが紙焼き写真サイズまで対応する機材もあります。

一般的に商業印刷などにはドラムスキャナーを使用する場合が多いです。原稿サイズが比較的小さいもの(紙焼き写真やリバーサルフィルムとか)が多いので、拡大する場合は特に高い解像度で取り込む必要があるからです。大型平置きフラットベッド機は最初から大判原稿を対象にしているので、機材自体高い解像度設定があまりできませんが、後述しますが取り込むサイズ元々大きいので解像度を高く取り込む必要性が低いからです。

カラースキャニングLinkIcon

著作権

オリジナルの作品などを除き、販売され複製が禁じられているものについてはスキャンして複製する場合著作権に抵触する場合がございます。特に絵画などの美術品に関しては許諾が必要になる場合もございますので、ご注意願います。場合によっては作業をお断りする場合がございますので、ご了承願います。
また著作権の許諾を得ていない作業をご依頼頂いた場合について、後日著作権に抵触した事が判明した場合は弊社はその責任を負いません。また著作権に抵触した作業が発覚した場合についても、ご依頼されたお客様が負うものといたしますので、ご了承願います。特に商業利用目的の場合抵触する可能性が高いので、注意が必要です。


プリンター出力編


プリンターの出力解像度に合わせて考える。

コンピューター上で1つの網点を表現するのに「16×16の256ドット」で表現されます。網点を正しく出力しようとすると線数の16倍が必要になり、150線での出力品質が必要ですと150×16=2400dpi以上の出力解像度が必要になります。最近はプリンターのドライバー補正もよくなっているので、必ずしもこれにとらわれる事もないですが、スキャン入力解像度とプリンターの出力解像度の表記の違いはおわかりいただけるでしょうか?

例)2800dpi出力出来るプリンタの場合でモノクロを出力した場合
モノクロの場合黒単色インクですから白と黒の2色のの再現ですが、実際にはインクの濃淡を吹き付け回数で階調処理して「白→灰→黒の256階調」を表現しているので、網点1つを再現するのは
2800÷16=175dpi
の画像を再現してるに過ぎません。
ちなみにカラーの場合は更に4色だった場合
2800÷16÷4=43.75dpi
の再現になってしまいます。実際にはプリンターのドライバー補正で色々行っているので数字上の画質だけではないですが。

ただし、網点を使わないプリンターの場合は解像度が高ければ綺麗に仕上がります。しかし出力機の解像度以上にしても仕上がりが極端に良くなる訳でもないので、入力と出力のバランスが大事です。原寸サイズの出力ならスキャンの入力は300〜400dpiもあれば十分綺麗だと思います。プリンターでの出力でしたら校正程度なら300dpi以上で出来たら400dpi位のプリンター出力。 印刷物の代わりに出力するなら600dpi以上でプリンター出力があるとかなり綺麗です。殆どのプリンターなら出力解像度はクリアーしてますが、出力解像度を上げるとその分処理に時間が掛かりますので、出力スピードが遅くなります。

このように入力解像度と出力解像度が必ず一致するわけではありませんので、入力時の解像度は極端に高くなくてもそれなりに綺麗に出力することが出来るのです。